カルシウム不足だとどうなるの?
私、個人的にも、そろそろ更年期を迎える年齢なのですが、これから気をつけたいのが「カルシウム」の摂取。
カルシウムと聞くと、骨や歯を強くするってイメージですが、それだけでないのです。
カルシウム不足になると、美容面、健康面、精神面にまで関与します。
そんな、カルシウムのパワーとは?
女性ホルモンとカルシウム
女性は閉経を迎える頃、女性ホルモンが減少します。
男性は、生まれたときから各臓器が女性ホルモンを作っているのですが、女性は、「卵巣」という専門家がいます。この卵巣が女性ホルモンを作らなくなると、他の臓器に作るように移行していくのですが、それがうまくいかない時期に、様々な症状がでてきます。
そのコントロールできない時期が更年期障害とと言います。
期間や症状には個人差があります。
この閉経を迎えると同時に、骨密度が減少します。
ビタミンDとカルシウム
骨はカルシウムとビタミンDによって形成されます。
また、この2つが少ないと、甲状腺ホルモンが減少します。
様々な機能の総監督である甲状腺の働きが減少すると、各ホルモンが横着なことをし始めて、体に異常をきたし始めます。
ビタミンDの多い食品:サンマ・サバ・ブリ・シイタケ・マイタケなどがあげられます。
また、適度に日光に当たると良いでしょう。
ビタミンDとカルシウムは日頃から意識して摂取しましょう。
その他にも
血液循環
カルシウムが不足すると不整脈みたいになったり、脈が弱くなります。
いろいろ食べているのに、栄養が行き届かず、疲れやすくなったり、肩こりや足がつりやすくなったりします。
免疫低下
カルシウムが不足すると、免疫の活性細胞の強化をしにくくなります。敵が来た時に戦うものの力が弱くなる。ということは、風邪を引きやすくなります。
他に
・傷が治りにくい。血が止まらない。
・脳が委縮し始める。アルツハイマーの症状にもなりやすい。
・イライラしやすくなります。
カルシウムと結石
骨の密度が減ったとき、その溶け出したものは、体液を通して小腸へ行き、排出されます。
しかし、排出されるときに「シュウ酸」と出会うと結石になります。
結石は、機械や薬で排除できますが、気にしなければいけないことは、「骨からカルシウムが溶け出している、骨がもろくなっている」ということです。
結石ができたときは、人一倍、カルシウムを摂取すべきなのです。
カルシウムとシュウ酸。シュウ酸は悪者?
結石ができるため、シュウ酸は悪者扱いされていますが、そうでもないのです。
シュウ酸は、ほうれん草や生野菜、特に根菜類に多く含まれます。
シュウ酸は結石の原因になると言われていますが、体の中でいろいろなお仕事をしてくれている、なくてはならないものだそうです。
実は、悪さをするようになるのは、シュウ酸に熱が加えられた時。
生野菜をジューサーにかけて飲む「野菜ジュース」はOK!
ほうれん草も、サラダならOK。貧血予防にもなりますね。
しかし、炒めたり茹でたりすると、一気に悪者に変身するのです(> <)
悪党になったシュウ酸はどうしたらいいの?
ゆでると、シュウ酸は溶け出します。
熱を加えるときは、一度、茹でて、茹で汁をしっかり絞り、水ですすいでから調理しましょう。
これから寒くなる季節。
根菜類を煮た料理も増えることと思いますが、このひと手間を加えてみてください。
カルシウムの多い食品
カルシウムは牛乳・乳製品、小魚、海藻、豆類、野菜などに多く含まれます。
魚の缶詰もオススメ。さば、いわし、まぐろなど、汁も捨てずに食べるといいですよ。
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