五行説「火」のタイプ(心臓・小腸経)

トマト

五行「火」のタイプ

夏は熱(暑さ)によって、心臓や小腸に刺激を与えます。

「舌」「血行」「脈」に不調が出やすく、舌のむくみ、動悸や息切れ、動揺しやすい、物忘れが多くなる。
また、いつもより汗が多い、顔が赤いという症状があらわれます。
ココロの面では、一見明るく元気でパワフルだけどうかれやすい。
内面は不安を感じやすく持続力がない。
本当は不安を感じているのに、平静を装って活動し、結果的に心臓に負担をかけてしまう傾向があります。

五行に対応する臓器・・・「心(心臓)」
五臓に対応する腑・・・「小腸」
※東洋医学では内臓のことを臓腑(ぞうふ)といいます。
五臓が所属する季節・・・「夏」
五臓の開口部(からだの外に開く穴)・・・「舌」
五臓から栄養を受け取る部位・・・「脈」
五臓の変調で変化が現れる分泌液・・・「汗」
変調が現れる対表面・・・「顔面」
五臓に宿る神・・・神」
変調を招きやすい外気・・・「熱」
変調を招きやすい動作・・・「視」
変調した時の顔色・・・「赤」
変調を起こす、または変調した時の感情・・・「喜」
変調した時に多い症状・・・「憂」
変調した時の体臭や口臭・・・「焦(こげくさい)」
変調したときに好む味・・・「苦」

火の特長

火は燃え上がります。「上昇」していく性質を持っています。
自分をパワーアップできる、自分の思い通りの人生を歩んでいける。
活動的でエネルギッシュ。
まわりにも影響を与えられる。
お仕事で言えば、自分のシェアを広げていけるタイプ。

経絡「心・小腸経」と美容

この経絡が滞ると・・・。
・首が太い。
・なで肩。
・腕がたるむ。
・肩の肉付きがよく分厚い。
・脇の下の肉付きがよく腫れる。
・腰の位置が高く張っている。
・パーンと張った感じでむくむ。
・エラが張っている。
・ぽちゃぽちゃした二重あご。
・顔色が赤い。
というような体型になります。

対策

【食事】
見た目が赤いもの、夏が旬のもの、苦い味のもの。
小豆、ぶどう、いちご、トマト、クコの実、ナツメ、さつまいも、柿、唐辛子、みょうが、アーモンド、紅茶、ココア、赤ワイン、レバー、タコ、タイ、豚肉、エビ、イクラ、バラ茶etc

火に関係するこれらの食材は「心経」「小腸経」の経絡の滞りをスムーズにするとともに、不安を抱えやすい「心」「小腸」タイプの方に、熱や温かさを感じさせ、落ち込みを癒してくれます。

心臓・小腸経をスムーズにして、気力を充実させ、なりたい自分、思い通りの人生を歩んでいきましょう!
ちなみに、モテるタイプもこの経絡がスムーズです♪

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